おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

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新選組始末記 第13話
第13話 「壬生の嵐」

沢玄沢先生の三七日。
沈んだ面持ちのおすみさんは、焼香に来た原田さんの姿を見ると部屋の隅へ隠れてしまい、
焼香は断ってくれとおまささんに告げます。

「お父はんを殺した新選組のお焼香なんか、して欲しいことおへんっ!」

その激しさに何も言えなくなる八木夫妻。
彼女の気持ちを汲み、お聞きのとおりなので今日のところは、と頭を下げるおまささん。
わかりました、いずれ改めてと理解を示し、遠くから両手を合わせた原田さん。
その立ち去る背中に浴びせられたのは、

「あんたはんらは、人斬り狼やー、みんなこの壬生から出て行っておくれやすーっ!」

激しい罵声。
振り返って彼女を見つめるも何も言えず、ただ立ち去るしかできなかった原田さんでした。

ここでのおすみさんの気持ち、わかる気がします。
自分の目の前で、父親が殺されてしまったショックは大きいでしょうし、
その張本人ともいえる人が焼香に来て、はいそうですか、ありがとうございます、とは
なかなかいきませんよね。
原田さんが直接手を下したわけではないけれど、おすみさんから見れば同罪でしょうしね。

さて、この日、元治元年七月十八日。
この頃、京都を包囲した長州軍は、会津と薩摩の非を鳴らして、御所を目指し動きだそうとしており、
これを迎え討つ為、新選組も暑い炎天下の中、九条河原に陣を敷いていたのでした。

御所の長袖どもは朝議、朝議で何日も無駄にしている、会議をやっていれば長州が退散するとでも
思っているのか、もう我慢の限界とばかりに我々だけで長州を追い払おうと逸る永倉さんに
そう逸るな、池田屋とは違い、今は幕府軍に組み込まれているのだから朝議が終わるまでもう少し待てと諭す局長。
と、そこで今度は、もう少し、もう少しでもう5日も経つ。だいたい優柔不断で毎日言うことが違う
禁裏守衛総督の一橋慶喜がいけないと言い出す藤堂さん。
こちらも永倉さんに負けず劣らず、かなりのご立腹の様子。
けれど、ここは魁先生と異名をもつ彼の一面を垣間見られる数少ない貴重なシーンと
言えるかもしれません。

それを受けて口を開いたのは、土方さん。
「上の方がダメなのは、今更始まった事じゃねぇよ。俺たちゃ命令どおり、この伏見街道を
 しっかり守りゃあ良いんだ。」

土方さんもイライラは募っているだろうことは、投げやりな口調でもわかるところですが、
そこは副長さん、意外と冷静。というか、諦めちゃってる感も無きにしも非ずです。

「しかしっ!」

反論しかける藤堂さんに、「藤堂っ!」と声を上げた局長が、扇子で示した方向には、
そんな話はどこ吹く風とでも言うようにしゃがみ込んで何やら話をしている沖田、山南、二人の姿。

(山)「総司、この花は待宵草と言ってね、夜誰もいなくなると花を開くんだよ。
    月を見て開くから月見草って言うんだろうが、月だけが眺めるから月見草なんだっていう
    気もするな。
    あはっ、もっとも、こんなこと何の役にも立たないな。新選組総長としては○○かもしれない。」

   ☆ ごめんなさい、○○の部分がどうしても、何度聞きなおしても聞き取れず、
      なんと言っているのか全くわからないのです。
      ただ、そこを抜かしても意味はわかると思いますので、あしからずご了承下さいませ。
      もしも、わかる方がいらっしゃいましたら、お教え頂けるとうれしいです。


(沖) 「いや、そんなことないです。皆、山南さんと話すとホッとすると言ってます。」

(山) 「ホッとする?」

(沖) 「ええ。」    良い笑顔で肯定する沖田さん。

(山) 「人には、定まった役割があるということかな?」   なんとも意味深なお言葉。

酷く寂しそうな表情で言う山南さんにちょっと怪訝そうな顔の沖田さんでしたが、
今日は沢さんの三七日だったと山南さんが話題を変えたので、
その場は、それで終わってしまいます。

このシーン、傷ついている沖田さんを気遣う山南さんの優しさがとてもよくわかる
良いシーンと思います。
それに、山南さんと話している時の穏やかそうな沖田さんの表情で、沖田さんの山南さんに対する
信頼感も伝わってきます。まさに弟を優しく気遣う兄と兄を心から慕う弟といった関係のよう。
ですが、一見、ほのぼのとした雰囲気の二人に思えても、これから先に起こる辛い出来事を
それとなく暗示しているような気も。
山南さんの表情とその口から発せられる言葉から感じられるどことなく寂しい雰囲気。
それが、まるで今後の山南さんの行く末を物語っているかのようにも思えてしまいます。

でも、でもね、山南さん。
一人で行動を起こす前にこんな風に自分を慕っている沖田さんがいることを
少しでもいいから考えて欲しかったな、彼がどれほど傷つくか、
山南さんなら十分わかっていたはずなのにと、
こんな場面があったらなら尚更に残念と、つい思ってしまう私です。
その時の沖田さんの心情を思うと辛くてなりません。

この辺のお話については、もう少し先のことなので、これ以上はその時にまわすとして、
お話を戻しましょう。

(山)「今日は、沢さんとこの三七日だったなあ。」

(沖)「原田さんが、自分の責任だと言って出かけていきました。
    焼香させてくれるといいんですが。」 

そうですか、さすがの原田さんもずっと辛い思いを抱えていたのかもれません。

(山)「八木さんの話によると、すみさん、酷く新選組を恨んでいるみたいだなあ。」

(沖)「それが気がかりです。」 ホントはとても胸が痛いのでしょうね、沖田さん。        

と、そこへちょうど戻ってきた原田さんの姿が。

(沖)「原田さん。」 沖田さんの呼びかけに

(原)「総司さん、ダメだったよ・・・。」 との一言。

聞く方も伝える方もさぞ、辛かったのではと思います。
こんな思いも寄らぬ出来事で、以前にも増して最悪な状態になってしまった沖田さんとおすみさんの関係は、果たして、これからどうなってしまうのか?
波乱続きの二人の恋の行方、どうか良い方へ向かいますようにと願わずにはいられません。

                                                      つづく…


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第13話 「壬生の嵐」沢玄沢先生の三七日。沈んだ面持ちのおすみさんは、焼香に来た原田さんの姿を見ると部屋の隅へ隠れてしまい、焼香は断ってくれとおまささんに告げます。「お父はんを殺した新選組のお焼香なんか、して欲しいことおへんっ!」その激しさに何も言えな?...  [続きを読む]
まとめwoネタ速neo 2012/05/27/Sun 03:06
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