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おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

新選組始末記 第12話 6
第12話 「残党狩り」6

沖田さんに危険が迫っているとは知らない、局長、総長、副長の3人は、
会津の柴田さんの話を聞いていました。
新選組トップ3人の前に座った柴田さんは、応援に来た早々、逸ったわりに皆さんに迷惑をかけた。
あの医者は私が斬ったのであり、新選組には係わりはない。と言って、腹を切ろうとします。
この方、どうやらものの道理がわからない人ではないようです。

ですが、彼が自分の前に置いた刀を取ろうとした瞬間、
「馬鹿な真似はするなっ!」と彼よりも一瞬早く刀を取り上げたのは土方さん。 
うっ、カッコいい~。

そこで局長は、柴田さんに、田中さんから応援の者をどのように扱っても良いと言われたし、
あなた達もそうしてもらいたいと言った、それならあなた達は今は新選組の者。
新選組の犯した過ちは、すべて局長たる私が負うので、勝手なまねは許さん、とキッパリと告げます。

その言葉を聞き、近藤先生のお言葉に従いますと頭を下げる柴田さん。
そして、新選組の強さは、一朝一夕の積み重ねで出来た強さではないとわかったので、
自分も明日からは功を焦らず、地道な残党狩りに徹すると約束します。
うーん、私としては「最初にあれほど局長が言ったのに今更何よ、遅いわよっ」と言いたい。
それに沖田さんとおすみさんのことを思ったら、本当は切腹してもらいたいくらいですけど。
でも、やはりここは、新選組としてはそういうわけにはいきませんよね。

と、そこへ藤堂さんが会津から使者が来たと伝えに来ます。
伏見に徴集している長州軍が、一斉に京に向かって北上を始めたので、
新選組は見廻組と共に即刻竹田街道に出陣せよとのこと。
そして、柴田さん以下、会津の応援隊は、黒谷本陣に一旦引き上げた上で、
出陣せよとのことだそう。

(近)「柴田さん、竹田街道で会おう。」

(柴)「はい。では。」

って、何、何? 柴田さん達は、もう会津藩に戻ってしまうわけ?
結局、会津の応援ってなんだったの?
何の為に来たのか、応援ではなく、迷惑かけに来ただけじゃないの?
ああ~、こんな応援だったら、いらなかったのにね、局長。
それは結果論に過ぎませんが、特に沖田さんにとってはいらぬ応援だったことは確かです。

さて、その沖田さんはどうしたでしょうか? 心配です。

柴田さん辞去後、「全隊に出陣の用意をさせろ。」との局長の指示に
席を立つ幹部連中ですが、藤堂さんと共に原田さん、井上さんの姿はあるものの、
沖田さんの姿がないのにいち早く気づいた土方さん。

(土)「待て。総司は? 総司はどうしたっ?」 みんなを見回す鋭い目が、怖い。

その声に、座りなおした3人。
原田さんが、死んだ医者の娘に会いに行ったと告げます。

(土)「なにぃ? あの、すみとか言う娘か?」

(原)「副長、怒らんで下さい。嫌がる総司に会いに行けと言ったのは我々なんだ。」
                          やっぱり、1人で出かけたのですね。

(土)「その娘は自分で呼びに来たのか?」

(藤)「いえ、村の娘が来ました。」

(土)「村の娘? そいで、総司が行っているのはそのすみの家か?」  

(井)「いや違います。手紙には東五条院跡と書いてありました。」

(土)「東五条院跡? 何もねぇ、寂しい草っ原だ。」 

近藤さんの顔を見て言う土方さん。
と、何かわかったというように振り返り、一喝。
「ばかやろうっ!そこで待っているのは、すみっていう娘じゃねぇ。
 おそらく、池田屋の残党だ。」 

「近藤さん、総司が危ないっ。俺は先に行くっ。」  

それにしても、この慌てぶりはとても尋常ではなく、
土方さんの沖田さんに対する思いの強さが、とても良くわかります。
話を聞く間も、とても心配そうな様子が表情に出ていましたし。
本当に大事なんですね、沖田さんが。
会津の直ぐに出陣せよのお達しなどは、そっちのけ。
今はそれどころではありません。それより、沖田さんの命のが大切です。
                        
(近)「よしっ、俺も直ぐに行く。東五条院跡に急ぐ、来いっ!」

必死の形相で走る土方さん。
そして、局長以下隊士達。翻る誠の旗。

その頃、東五条院跡地では、

(沖)「すみさん? すみさん、沖田だ。」

との沖田さんの呼びかけに出て来たのは、案の定、すみさんではなく、大勢の不逞浪士達。

(浪士)「沖田総司、見事に引っかかったな。
     この東五条院はな、昔、在原業平が恋しい女を訪ねて来たとこだ。
     新選組の色男。気の毒だったな。」
                      
大勢の浪士に取り囲まれてしまった沖田さん。大、大、大ピーンチ。

(沖)「これが、貴様等のやり方か? 卑怯だっ!」 刀を抜く沖田さん。

(浪士)「俺達ゃ、手段を選んじゃおられんのだ、やれっ!」

とうとう始まってしまった斬りあい、流石の天才剣士も数十名相手にたった一人では
勝ち目はないに等しいです。
なんとか敵の目を逃れ隠れますが、咳きで見つかり、
1人を斬り捨てるも再度囲まれてしまいます。

今度こそ絶体絶命か、と思われたその時。

(土)「総司~っ!」  おお~、それはまさに天の声、じゃない土方さんの声。
              危機一髪、間に合いました土方さん。よかったぁ~。

「総司っ、局長も直ぐ来る。」

1人を斬り捨てる土方さん。
応援が来たことで怯む浪士達。

「おい、引けっ、引けっ!」 でも、時既に遅く・・・。

「そうはいかんっ!不逞浪士ども、大人しく縛につけっ!」 門前に仁王立ちの局長。

こうして、形勢は一挙に逆転。
新選組隊士達に取り囲まれてしまった浪士達でした。
「やれっー。」 土方さんの号令で、一斉に襲い掛かる隊士達の刃。
浪士達にはもう逃げる術はなく、彼等は全員、屍を晒すこととなりました。

沖田さん、本当に危ないところでしたが、土方さんの機転で助かってホントに良かった。
やっぱり頼りなる副長です。カッコいいよ~。

(近)「よしっ。 総司、大丈夫か?」 近藤さんも沖田さんへの気遣いを忘れません。

(沖)「大丈夫ですっ!」 近藤さんへの気持ちに応えるように元気な声を出す沖田さん。

3人の目には見えない強い絆が、ここでも分かる気がします。

(近)「よしっ、これより竹田街道へ向かうっ!」

(隊士)「おおーっ。」

近藤局長の気合の入った号令に勇ましく応える隊士達でした。

そして、エンディングナレーション。

 元治元年七月十八日 夜八時の鐘を合図に

 伏見、山崎、天竜寺に布陣していた長州軍2000は

 京都御所を目指して 一斉に動き始めた

 これを迎え撃つべく 近藤勇の率いる新選組も

 誠の隊旗を夜風に靡かせて 出陣を開始した

 これが京の都の大半を鋭火に焼いた

 蛤御門の戦いの始まりであった・・・



今回も色々とありました。
さすがに玄沢先生を殺してしまうとは、衝撃の展開。
これで、沖田さんとおすみさんの恋の行方には、また大きな壁が立ちふさがってしまいました。
障害のある恋ほど燃えると言いますが、果たしてどうなる事か?
そして、新選組の行方は?
物語も中盤に入り、ますます切ない展開に成っていくだろうことは、
皆さんお分かりのことと思いますが、めげずに記事のUPは続けたいと思いますので、
お付き合いいただける方は、よろしくお願いします。
ただ、15話、16話だけは記事を書けるかどうか、我ながら不安なのですが・・・。
時間はかかっても、UPはしたいと考えています。
それに書かないと全26話完結とはなりませんものね。

ところで、長くなりますが、もう少しお付き合いを。
余談ですが、この回のエンドロールで長州浪士のところに
「本田博太郎」という名を発見。
えっ? まさか、あの本田博太郎さんでは?と思い、
もう一度よーく見直してみると、新選組から逃れた浪士が、仲間と落ち合った時に
「なに?それでつけられなかったかな?」と言ったのが本田さんかと。
顔は良く見えないのですけど、お声に聞き覚えが。
それと、女文字を書いてくれと言われて「手紙?」と答えた人。
また、沖田さんを探している時にリーダー格の浪士に
「おうっ、そっちはどうだ?」と聞かれて「まだ見つからない。」と言った人も。
お顔はたくさん映らないのではっきりしないのですが、よく聞くと確かに本田さんのお声かと。
今では押しも押されぬ名バイブレーヤとして大活躍されていらっしゃいますが、
こんなところで、ほんのちょい役、セリフもわずかの若かりし本田さんにお目にかかれるとは。
本田博太郎さんが大好きな私には、とても嬉しい発見でした。
そうそう、本田さんといえば、なんと言っても「必殺仕舞人」の直次郎役。
ほんとカッコ良かったです~。 もちろん、他にも素敵な役は数知れずですけど。

ちなみに、本田さんは、1992年のTVドラマ「新選組 池田屋の血闘」で、
山南さんを演じておられます。
それに調べてみると、なんと土方さん役も永倉さん役もしておりました。
土方さんは、1989年10月28日から1990年2月24日まで日本テレビ系で放送された
「青春大河ドラマ 野望の国」というドラマで。
永倉さんは、1989年12月30日、12月31日に日本テレビで放映された
日本テレビ年末時代劇スペシャルの第5作「奇兵隊」で。
残念ながら「青春大河ドラマ 野望の国」は、観ていません。
そんなドラマがあった事さえ、知らなかった気が。
どうやら「暴れん坊将軍」の裏番組だったらしいので、観ていないのは確かと。
我が家は、ずーっと欠かさず将軍を観ていたものですから。

でも、新選組が出るのに私が知らなかったというのも、うーん、なんだかありえないような・・・。
もしかしたら、観たけど忘れてしまったのかなあ?
でも、本田土方は確かに私の記憶にはないですし・・・。
「奇兵隊」は確かに見たはずですが、全体的にあまり印象に残っていない。
だから、失礼ながら本田永倉も思い出せない状況です。
それにしても、芸達者な本田さん演じる土方さんには、とっても興味があります。
すごく観てみたいです。

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