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おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

観ました「歴史秘話 ヒストリア」
「歴史秘話 ヒストリア」 観ました。
特にこれといって新事実というものはなかったように思います。
ですが、光縁寺にある沖田氏縁者の墓の戒名と沖田さんの戒名に共通点があり、
沖田さんの戒名は慶応3年に亡くなったその縁者の戒名を下敷きにして作られたものと考えられ、
一般的に夫婦は似た戒名をつけることから、沖田氏縁者とされている女性は、
沖田さんの内縁の妻だったのではないかと考えます、との幕末史研究家 菊地明先生の説における
この2人の戒名の共通点については、初めて聞きました。
あっ、そうか、初めて聞いたということは、私にとっては新事実ということになりますかね。
まあ、細かいことは置いておきましょう。

さて、この説、「ほぉ~、そういうことも考えられるんだ」と思いつつも、
だから「内縁の妻」だったというのは、どうなのかなあ?とも思いました。
いえ、私にそれを否定するような根拠は何一つありません。
ただ、何となくそう思っただけでして、深い意味など全くないんですけどね。
単に「内縁の妻」という呼び方が気に入らなかっただけかもしれません。
実質的には同じでも「恋人」と言った方が沖田さんには似合ってる気がして。
ミーハー的考えの何ものでもないってことです、ハイ。

それから、古高の拷問での自白はなかった、とする歴史研究家の中村氏の説。
拷問で古高が全てのことを話したというのは事実ではない、ということでした。
確かに映画やドラマでは拷問で計画の全てを話してしまうという展開が多いですが、
あくまでもそれは創作上であって、史実としては、古高が計画の全てを自白したなんてことは、
今までも言われていないことですし、新選組が2隊に分かれてローラー作戦で浪士の探索を
行った結果、池田屋を突き止めたということは、昔から言われている事ですから、
失礼ながら何を今更?という感じも正直ありました。

そもそも中村氏の説は、拷問もなく自白そのものも全くなかった、ということなのか、
拷問はあったけれど計画の全てを自白したということはなかった、ということなのか、
他にも色々採りようはありますが、私にはよくわからなかったので、
その点をもっと明確にして欲しかったなあって思います。
でも、それって、もしかして私の理解不足でしょうか?
拷問による自白はなかった=拷問も自白もなかった なのかな?
いずれにしても、もっと説得力のある資料を示してお話いただけると嬉しかったです。

また、池田屋事件後の幕臣取り立ての出世話に対し、自分の一存では決められないから
皆さんの意見を聞きたい、と記された近藤さんの故郷へ宛てた手紙を取り上げて、
苦悩する近藤さんの姿を紹介(?)していましたが、
近藤さんが出世話に応じられなかったのは、混乱状態だったから、
運命の目まぐるしい変化に戸惑いを隠せなかったから、
ということだけで片付けてしまったところも、ちょっと納得がいきませんでした。
もう少し、掘り下げた検証をお願いしたかったです、何と言ってもNHKさんですから。
結局、近藤さんが出世話を受けたのかどうかも不明のままでしたしね。
まあ、それは周知のことと言われればそれまでですが、
テレビを見ている人の中には新選組を初めて知る人もいるはずですから、
そういう点でも、もうちょっと親切な説明があってよかったかなと。

そうそう、土方さんのCGでの和装姿が出ましたが、うーん、これは微妙でしたねー。
何が?と言われるとよくわかりませんが、髪型かなあ?なんかシックリこなかったです。

それにしても、渡邊あゆみアナの「トシちゃん、調子乗りすぎ!」には参りましたー。
まさか、あの渡邊アナの口からあんなセリフが飛び出すとは…。ビックリ。

それとそれと、近藤さんの幽霊アニメキャラ、急にピューって出てきて、これまたビックリ。
一瞬、なんだこりゃあ?って思いましたよー。
あそこで死んでないのに勝手に殺すなーって感じでしたねー。
いえ、もしかしたらこうなってたよ、ということで飛び出てきたのはわかっていますけど。
でも、驚いたと同時に実は大笑いしちゃったんです。だって、可愛いかったしね。

色々書いてはきましたが、観ていて楽しかったのは確かです。
土方さんの鉢金の話も良かったです。
あの鉢金のアップ、たくさんの傷を見ていたらなんだかドキドキしてしまいました。
再現シーンも本格的で迫力がありました。池田屋の殺陣シーンなんてホント迫力満点でしたし。
欲を言えば、3人取り上げるには時間が短すぎたので、出来れば1人ずつ制作して欲しかったなあ。
それに土方歳三資料館や八木邸ももっと詳しく見せて欲しかったです。
番組の趣旨とは離れてしまうかもしれませんが、あれだけではもったいない気がしました。

今更、比べることに何の意味もありませんが、敢えて言うと前番組「その時歴史が動いた」の方が
好みでしたが、(松平アナの落ち着いた番組運びが好きでした。終わってしまい、寂しかったです。)
この番組もやはりNHKらしく、バラエティに走らない真面目な作りで
(前番組よりくだけたところは多々あるにしても)、安心しました。
(NHKなんだから、そうでないとね。間違っても某民放の歴史番組のようになられては困ります。)
この番組の今後に期待したいです。
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Comment

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しゅんママ様、こんばんは
沖田さんと沖田氏縁者の戒名の共通点のお話は、私もこじつけっぽく感じました。
戒名が似ているから内縁の妻だと断定するのも、安易過ぎるし、説得力に欠けますよね。
本文には内縁の妻という呼び方が嫌なだけと書きましたが、菊地氏の説に納得がいかなかったのは確かです。

ただ、中村氏の古高の拷問での自白云々の話については、偶然、当の中村武生氏のブログと
HPを見つけたので訪問してみたところ、TV放送では氏の意思が全く伝わっていなかったことがわかりました。
一番肝心なところがカットされていて、まったく、NHKの編集はいったい何をやっているのかという感じです。
あの放送を観ただけでは、中村氏も変な誤解を受けそうで、お気の毒です。
事実、私は誤解しましたし。(笑)
NHKだから全面的に信用するというわけではありませんでしたが、民放よりは信頼がおけるだろうと思っていた私が甘かったかな。あんな編集をするようでは、がっかりです。
そう考えると、もしかしたら菊地氏の説もカットされている部分が多くあり、きちんとしたことが伝わっていない可能性もあるのかもと、ふと思いました。
ここで中村氏のアドレスは記しませんが、ご覧になると氏の考えが良くわかると思います。
ご参考までに。

>私、ドラマだと腹が立たないのですが、この手の番組だと「うーーむ」と、くってかかりたくなり   ます。

くってかかりたくなるお気持ち、わかる気がします。
私なんかは、ドラマでも腹が立ってしまう方ですけどね。
こういった番組で放送されたことは、真実だと思ってしまうこともある、それほど影響力が強いということを認識して、番組制作にはもっと慎重に当たって欲しいと思います。
特に歴史は、どんな推測だってできてしまう、某民放の呆れたとんでもない歴史番組のように、とにかく何でも有りにすることもできるわけですから。

しゅんママ様は、あの土方さんロシア生存説の番組、ご覧になりましたか?
あれにはもう、私は開いた口が塞がらなかったです。怒り心頭でした。
いくら遺体が発見されていないからといって、いくらなんでもあれはないでしょう。
ホントに小説や漫画、ドラマなら良いのですが、たいした資料、根拠も示さずに、
さも本当のようにTVで取り上げるのは止めて欲しいと、心底思いました。

>鉢金は、私もドキドキしました。研究家さんたちの百のコメントより、傷の一つ一つが、
  すべてを物語っているような気がします。
しゅんママ様の仰るとおりと思いました。
あの鉢金の多くの傷が、私達に土方さんの存在を確かに示してくれているように思えました。
遺品が語ってくれるものは、人の言葉より重く心に響いてくるようでした。
でも、そんな遺品を今日見ることができるのは、ご遺族の方や多摩の方々が幾多の困難にも
負けずに守り抜き、伝えてきてくださったおかげなんですよね。

それはそうと、光縁寺って拝観料が必要なんですね。
私は30年位前のツアーで行ったきりなので、その時に拝観料がかかったのかわからないのですが、そうなんですか。まあ、京都だし、考えてみれば無料ってことはないですね。
紫蝶 | URL | 2009/05/16/Sat 18:59[EDIT]
こんにちは
録画しているのを、見たところです。

私、ドラマだと腹が立たないのですが、この手の番組だと「うーーむ」と、くってかかりたくなります。番組の趣旨としては、「真実を探る」ということなのでしょうが、逆に虚像を重ねているだけのような気が・・。
沖田氏縁者の墓って、もう一人の沖田某さん関係の墓という説もあるのに、それについては言及がなかったですよねえ。戒名は、宗派が同じなら似ていたり、生前の一字を取ってつけたり・・ということも多いから、恋人説に関しては、こじつけ、もとい神話の域を出ていないのではないかと思いました。
沖田氏恋人の墓にしておきたい理由でもあるのかしら、と勘繰ってしまいました。そういえば、お寺の拝観料、私がお参りしたときは100円でしたが、現在はおいくらになっているのかしらん。
近藤さんの内面についても憶測の域を出ていなかったし、
土方さんの和装のCGは、微妙だったですねえ。

鉢金は、私もドキドキしました。研究家さんたちの百のコメントより、傷の一つ一つが、すべてを物語っているような気がします。





しゅんママ | URL | 2009/05/15/Fri 09:10[EDIT]
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