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おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

新選組始末記 第6話 6
第6話 「天神橋事件」6

さて、 月夜の大坂 天神橋。
内山を待つ刺客たち。でも、今日に限ってなかなか現れない内山にイラつく面々。
そんなイライラをよそに当の内山は、やっと奉行所を出て駕籠に乗り込むところ。
すぐに抜けるようにか、駕籠の入り口に刀を吊るし、
不逞浪士の中には自分を斬ろうなどという血迷った奴がいるから、と笑う内山。
そんなことを言うところをみると、多少の用心する気持ちはあったのかもしれません。
でも、夜空の月を見上げ「いい月だ。今日はひときわ奮発して遅くなったな、行こう。」と
ご機嫌な内山が、この日この時、どれほどの警戒心を持ち合わせていたかは、わかりません。

もうすぐ来るという山崎さんの知らせを受け、局長と副長を呼びに行く沖田さん。

(沖)「そろそろ来ます。」

(近)「よし、総司、大丈夫か?夜風は冷えるぞ。」

(沖)「大丈夫ですよ。そんなに心配しないで下さい。」 

そうですよね。こんな心配のし方をしたら、かえって変に思われますよ、局長さん。
沖田さんは、自分の病気のことを近藤さんが知っているなんて知らないのですから。
でも、ここで土方さんが、懐から虚労散薬を取り出し、黙って総司の前に出します。

(土)「虚労散薬だよ。修羅場の前に白湯で飲んでおけ。」 

無言で受け取る沖田さん。  

(土)「近藤さん、行こう。」 

大坂出発前でなく、ここで薬を出して、総司の身体を気遣いながら
俺達は知っているよと伝える土方さんをやっぱりいいなあーと思ってしまう私。
 
そうして、話は、クライマックスへ。

3人の護衛を伴った駕籠が、天神橋にさしかかろうとしたその時、襲いかかる複数の刃。
先ずは、護衛を、そして駕籠に突き刺さる原田さんの槍、土方さんの刀。
転げ出て、駕籠にもたれかかる様に立ち上がる内山彦次郎。
周りを見回し「貴様ら、何者だっ!」と問うその真正面には、近藤局長。

(内)「貴様は、去年の。」

(近)「そうだ。会津藩預かり新選組局長 近藤勇っ!」   

言い終わると同時に抜かれた刀。
おびただしい量の返り血…。 
近藤さんの太刀捌きから、首をはねたことは間違いなく、
それは、倒れた駕籠に上半身突っ伏した内山の姿からも明らかです。
一瞬にして命を絶たれてしまった内山彦次郎。
今宵、こんなことになろうとは、夢にも思わなかったことでしょう。

(原)「此の者 奸物にして燈油を買い占め 諸人を困窮せしむるを以って 天誅を加るものなり。」

(近)「よしっ!引き上げよう。」   

あのー、局長、引き上げるのはいいですが、もしやそのままのお姿で? 
着替えがあるわけないでしょうが、月明かりの晩に大丈夫?いいの? 
なーんて要らぬ心配する私。
だって、その返り血の量を見たら、どう見てもただ事には思えないですから。

原田さんが罪状を記した紙を橋の欄干に貼り付け、引き上げる一行。
返り血を浴びたままの姿で歩く局長に何とも言えぬ凄さを感じます。

そして、エンディングナレーション。

   大坂西町奉行所与力 内山彦次郎

   大塩平八郎の乱に出役した古参与力であったが

   新選組の主張する買い占めなどを行った事実は明らかでない

   その墓は、大坂西寺町寒山寺にある



   折から、中天に輝く夏の月に新選組の壮士たちは

   どんな思いを馳せたろうか?

   故郷多摩の地を遠く離れた動乱の巷に 

   倒すか倒されるか

   己の力一つに賭ける非情の思いだったかもしれない。

   文久の年は終わり

   元号は既に元治と変わっていた。



この内山彦次郎暗殺事件に関しては、史実では諸説あるようですが、
この作品では、相撲の小野川部屋との一件と内山の不正を絡め、
新選組が天誅を下したことになっています。
ただ、この回は、あまり好きじゃないなあー、というのが私の正直な思いです。
なんていうか、後味の悪さが残るといいますか…
新選組が内山を暗殺する理由は、話の中で色々と説明はされていて、
一応の大義名分もあるとは思うのですが、それでも、何かすっきりしないんですよね。
どうしてかなあ?
別に内山が可哀想とは思わないんですけどねぇ・・・。

ということで、やっと第6話まできましたが、(まだ6話で、すみません。
随分長くなってしまいましたー。 
文章力のなさは、今更ですが、これからもこのまま紫蝶流で続けていくつもりです。
といいますか、こんな風にしか書けないものですから…。(言い訳、言い訳。)
お付き合いいただける方は、これからもどうぞよろしくお願いします。

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