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おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

新選組始末記 第6話 4
第6話 「天神橋事件」4

沖田さんを連れ出して、為三郎クンが行きたかった場所は、おさすり地蔵。
なんでも彼の話では、身体の悪い人が信心しているお地蔵さんで、
自分の悪い箇所とお地蔵さんの同じ所を撫ぜれば、直るそうなのです。

あっ、脱線しますが、そういう場所なら、現在でも私の家の近くにもあります。
お地蔵様ではなくて観音様ですが、悪い箇所を洗うと直ると言われています。
私はまだ洗ったことはありませんが、いつも行列が出来ているし、
ご利益はあるのかもしれません。

「その地蔵の所になぜ私を連れて行く?」

沖田さんの問いに

「そやかて、沖田のお兄ちゃんは病気やもん。みんな心配してはるえ。」

と本人を前に臆面もなく答える為三郎クン。

でも、沖田さんが病気だと為三郎クンはなぜ知ってるのかな?
そうか、両親から聞いたのか。それしかないですよね。
ということは、みんなって、八木さん一家とおすみさん?
だって、近藤さん、土方さん始め新選組幹部、隊士達は、知らないはずですものね。

お地蔵さんに着き、早く胸を撫でてと為三郎クンに促された沖田さんは、
素直に胸を撫で始めます。      やっぱり直りたいんですよね、沖田さん。
と、そこに現れたのはおすみさん。
実は、二人が来るほんの少し前におすみさんは、父玄沢とこの場所を通りかかり、
お地蔵さんの足を撫でるお婆さんと出会い、玄沢はお婆さんを連れて戻ることにして、
彼女は予定通りに患者に薬を届けに向かおうと別れたところでした。
そこにちょうど二人が来たので、おすみさんは咄嗟に身を隠したのです。

「お地蔵さんなんか撫でて、ちゃんとお医者さんに診てもらいやす。」
あらまあ、おすみさん、突然出てきて、こんな言い方…。
もう少し言いようがあるのでは?なーんて思っちゃいましたねぇ。
沖田さんを心配している気持ちは十分わかるんですけど。
もうちょっと可愛げがあったほうが… 良いような気もするんだけどなあ。

振り向き逃げる沖田さんを呼び止め、なんで避けるのかと問うおすみさん。
避けてはいないが、自分は普通の身体ではないから人と同じことはできないし、
暫らくしたらいなくなる男だから、近づかない方がいい、それのがありがたいと突き放す沖田さん。
それでも、おすみさん、引き下がりません。
去ろうとする人の背中に

(す)「沖田はん、沖田はんはわからへんのどすか?」

   「うちは、沖田はんが好きどす。」      うわぁ、大胆です。 でも、気持ちがいい。

思わず振り向く沖田さん。

(す)「沖田はんは、うちが嫌いどすか?」

(沖)「とにかく、近づかない方がいい。」     こんな事しか言えない気持ち、辛いですね。

(す)「また同じ事を。 なんでどす? 教えておくれやす。」

   「父が、何か言うたんどすか?]
                    お父さんともう会わないと約束したなんて言えませんよね。

その問いには何も答えず、為三郎クンと行ってしまう沖田さんでした。

(す)「沖田はんっ!」                    

思い切って告白はしたけれど、納得いくような返事をもらえないおすみさん。
おすみさんの素直な気持ちを前に、自分の気持ちを正直には言えない沖田さん。
もどかしいですね。
けれど、二人の胸中を考えると本当に切ないです。
この二人の恋は、この先、どうなっていくのでしょうか?

                                                   つづく・・・
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