FC2ブログ
おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

土方さんの辞世、新説?について
今更ですが、6月15日の読売新聞に掲載されたこのニュース。
皆さんはどう思われましたか?

新聞記事によれば、
幕末研究で知られる霊山歴史館の木村幸比古・学芸課長が、隊士・島田魁がまとめたとされる和歌集の巻頭歌が、土方の辞世と考えられるとの説を打ち出されたのだとか。
なんでも、島田家に伝わる和歌集の冒頭に土方の名で記され、和歌集は26年前に同館に寄贈されていたとのことで、木村課長が今年、修復にあわせて、ほかに名のある30人を調査、大半が新撰組隊士や幕府側の藩士らで、戊辰戦争で降伏し、長く生きたことがわかり、自然のはかなさを詠んだ歌が多く、維新後に隊士らが作り、島田がまとめたと判断したとのことです。

その歌がこちら。

   鉾(ほこ)とりて 月見るごとにおもふ哉 
             あすはかばねの 上に照(てる)かと
  
    
            (鉾を手に取って月を見るたびに思う。あすはしかばねの上に照るのかと)

更に記事には、

従来、辞世とされてきた歌は詠んだ日時の推定が難しいが、巻頭歌は間近に迫る死を覚悟した
内容で、亡くなる前日に詠んだ可能性が高い」としている。
土方は、旧幕府軍の指揮官として戊辰戦争に加わり、新政府軍の総攻撃を受け、銃弾に倒れた。
生き残った藩士らの証言などによると、その前夜、旧幕府軍幹部らが惜別の宴を開いていた。
木村課長は「歌には悲壮な決意が示されており、土方が明日の死を予期しながらこの席で詠み、
島田が大切に記録していたのでは」と話す。

とありました。

この歌、初めに読んだときは、確かに土方さんらしいかもと思いました。
なんのひねりもない、そのまんまな感じがなんとも「らしい」という気がして。
けど・・・
土方さんが詠んだにしては、「鉾」?って思いました。
なぜ鉾なんだろう?ってね。「剣」ならわかるけど・・・
それとも何か元になる歌があるとか?
本歌取りの手法で詠んだのならわかる気もしますが。

それと、この新聞記事からだけでは、この歌が死の前日に詠まれた、宴の席で詠まれたと思われる
根拠が乏しすぎて、ちょっと説得力に欠けると思いました。
もちろん、私は専門家でも研究家でもありませんから、偉そうなことは言えないと百も承知ですが、
しかしながら、この歌を土方さんが宴席で詠んだ、死の前日に詠んだというのには、どうも違和感が…
木村氏の言う「悲壮な決意」も私にはあまり感じられないし…。
うーん、漠然とですが何か違う気がしてしまいます。

それに、辞世としたら従来の

      たとひ身は 蝦夷の島根に朽ちるとも 
                  魂は東の 君やまもらん


この歌の方が、いいなあと個人的には思うわけです。
まあ、これは単に好みだけで言っているに過ぎませんけどね。

木村氏が、この巻頭にある歌を辞世と打ち出してきた背景には、それなりの研究成果、
根拠があると思いますので、今後の詳しい発表を待ちたいです。

ただ、島田家から歴史館に寄贈されて26年って?
あのー、26年もの間、研究されたきたのでしょうか?
それともほったらかしだった?
だって、26年はかなり長いですからね。
蔵に眠っていたとかであればわかりますが、
既にきちんと寄贈されていたものなのですから、存在は知られていたはずなのに、
今まで資料として発表されていないのはなぜだったのでしょう?
それとも、私が知らないだけで周知されてる和歌集なんでしょうか?
それに、この件は土方家のご子孫には何の連絡もなかったというので、
(ご子孫の方のブログにそうありました)ちょっと疑問が残るニュースでもありました。

それにしても、さすが島田さん。
隊士や幕府関係者の歌をまとめて和歌集を編むとは。
しかも、一番最初に土方歳三の名を記すなんて、土方さんの戒名が書かれた紙を肌身離さず
死ぬまで持っていたという島田さんの気持ちが、ここにも現れているようで、素敵と思いました。
本当に土方さんを慕っていたんだなあと思えて、とても嬉しい気持ちにもなりました。

島田さん、良いですよねぇ。好きです。
いつか、島田魁目線の土方歳三像を描いた作品が生まれてこないものでしょうか。
小説でもマンガでも映像でもいいですから。
箱館時代に重きを置いたストーリーでね。
絶対にあってもいいと思うのですけど、なかなか実現には至りませんねぇ。
新選組隊士島田魁は、もっと注目されてもいい人物と思うのになあ。
もしも、新選組隊士の誰かになれるとしたら、私のなりたいなあと思う人物の一人は島田さんです。
島田さんになって、最後まで副長について行きたいなあって思うので。

ということで、なにはともあれ、この新説?については、今後も注目していきたいです。


スポンサーサイト

ちょっぴり感想 『血風録』第十二話(最終回)
最終回は「最後の武士」

もう、何と言っていいのかわかりません。
確かに期待はしてなかったけれど、ガッカリさせられるだろうと覚悟はしていたけれど、
正直、ここまで酷いとはねぇ・・・。
泣きたいを通り越して、笑ってしまいました、ホント。

最終回を観て思いました。
この作品って、結局は土方さんの恋愛ドラマだったってことですか?
ですよね、絶対にそうですよね?

よくもまあ、「新選組血風録」をこんな陳腐な恋愛ドラマに仕立ててくれたものです。
そして、私の愛する土方さんをよくも、これほどのヘッポコ男に描いてくれたものです。

ずーっと、ずーっと今回の土方さんは酷すぎると言い続けて来ましたが、
最後の最後まで、こんなに悲しい姿を見せられるとは、思いませんでした。

お美代さんが最後のお別れを言いに来た場面。
土方さんが、最後の頼みだと言ったセリフが、「俺を忘れないでくれ。」 
 (げっ、何を言うかと思えば…。
そして、お美代さんの「また都の自分のところに帰ってきて欲しい」との訴えに
「そのような約束はできない。戦場に立ったら死を賭して戦う。」とのお答え。  
 (これは、まあ許容範囲か。
が、次に続いた言葉が、
「どこで何があっても俺が最後に目指す所は、この都だ。
 たとえ這ってでも、俺は美代のいるこの都を目指す。それだけは約束する。」
え、ええーっ?なんですか、何て言いました?
這ってでも美代のいる都を目指す?
どこをどう考えたら、土方歳三にこんなセリフを言わせられるのか?
ありえないでしょ。
もうね、笑ってしまいました。ホントに大笑い。笑うしかなかった。

そして、五稜郭。
高台から都が見えるかと部下に問う土方さん。
なんと言っていいのか答えに窮するも、正直に私には見えないと言う部下に
俺には見えるぞ。って。
ああ~、なんだろう、この違和感。
この人の頭の中には、女の事しかないのかと思えて、嫌でした。
あっ、そうか、これは恋愛ストーリーなんだからそれでいいのか。

それから、刀で斬り込むなんて無茶だという部下に
「俺は武士だ。刀で戦わずして何で戦う?」と一喝し、
「誠の武士の戦いを見せてやる。」と言って、
なぜか、たった一人で敵が銃を構えるまん前へと馬で走りこんで行く。
これでは撃たれるのは当たり前。
で、当然のごとく銃弾の雨に撃たれて落馬。

必死に立ち上がろうとする土方さん。
本来ならここは、名場面になるはずの感動のシーン。
ところが、瀕死の彼の口から出たセリフは、

「まだまだ…まだ、俺は死なぬぞ。まっすぐ…まっすぐ進めば都へ、都へ・・・。
 空が青い…。」

これまた、はあ?
これが副長の最期のお言葉、ですか?
(しかも最後の最期に、空が青いって、何?意味がわからない。)

ねえ、なぜですか?なぜ、こんなセリフを最期に言わせるの?

この土方さん、何の為に敵中突破をしようとしたのでしょう?
このまま行けば都へ行けると思ったから?(戦うためじゃない?そんな馬鹿なことないですよね。)
お美代さんとの約束を守りたかったということですか?
あっ、守ったのか。
撃たれて落馬して、それでも最後の力を振り絞り、立ち上がろうとしたのは、
這ってでも都を目指すと言ったその約束を実践したということなんですね。(まさか、そんな。)
まだ死ねないと思ったのは、敵を1人でも多く倒そう、最後まで戦うぞと思ったわけではなく、
ただ、お美代さんのいる都へ行きたかったからというわけですね。(うそですよね。)

これが、新選組副長、土方歳三の死に様。

   ふざけないで! 

どうして、どうしてこんな・・・酷すぎる…。
馬鹿じゃないのかと思った。

ところが、更に衝撃の最後が待っていましたよー。
明治2年10月、お美代さんのもとを訪れた鉄くんが見たものは、
お美代さんの赤ちゃん。
鉄くんの「目が…」という意味深な言葉から、誰の子供かは明らか。(ですよね?)

あの~、いったい、いつ二人はそんな関係に?
って、最後の別れをしたあの時しか考えられませんよね。
えーっ!都へ帰る約束はできない、戦場では死を賭して戦うのが武士だから、
などと言っておきながら、やることはやっちゃった?(すみません、下品な言い方で。)
土方さん、いくらなんでもそれはないでしょう。無責任すぎるでしょう。

そもそも、土方さんはお美代さんに気はなかったのでは?
たんなる都合のいい女だったのでしょう?
それとも彼女の一途さに負けて、土方さんもいつのまにか好きになったという展開?
そうか、自分のせいで親も家も失った彼女が愛おしくなったとか?
けど、好きでなければ、自分のことを忘れないでくれ、なんて言う筈ないから、
最後にきて心が通じ合い、結局、相思相愛になって、子供もできましたー。
ということなわけですよね。
しかも、しかもその子の名前が「こと」ですって。
いったいどうしたら、こういうことが考えられるのでしょう?

まったくもう、なんてこと!

何度も何度も言ってきましたが、この作品には司馬遼太郎の「新選組血風録」という原作があるのですよね。
なのに、どうしてここまで原作の人物像を変えてしまうのか、変えてしまえるのか?
まったく理解に苦しみます。
ホントにホントに完全オリジナルで作ればよかったのに~。

第一話で箱館の土方さんの回想で物語が始まったから、最終回は箱館の話がもっと出てくるのかと
期待しましたが、ぜーんぜんでしたね。
アホらしい恋愛エピに長い時間を割くから、こんな事になる。
近藤さんだって、沖田さんだって最後はあのあっけなさ。ビックリです。
「最後の武士」の意味も全くわからずじまいだし。
はっきり言います。
  全くおもしろくなかった
放送前、まさか、こんな終わり方だと知らず、期待に胸をときめかせたのが恥ずかしいです。

とうとう最後まで、素敵な土方さんを観ることはできませんでした。
そして、永井土方を素敵!かっこいい!と思えたことも、ただの一度もありませんでした。
逆に回を重ねるごとに残念な姿を見せ付けられる事になり、悲しくてならなかったです。

第一話の感想の時、私は面白かったと書きました。
これから楽しく観られそうとも。
でも、その思いは、みごとに裏切られました。

また、土方さんに対しては、こうも書きました。

「~とはいえ、たとえ今作品の土方さんが私の中の土方さんに近くなくても、
 完全否定するのもではありません。
 この作品においての土方さんというものがあっていいのは当然、当たり前のことでもありますから。
 いつものことですが、後はそれを受け入れるか否か、観る側の個人の問題ですしね。」

この言葉、撤回します。
この作品の土方さんを私は完全拒否します。
土方歳三として認めません。
もちろん、受け入れるか受け入れないかは個人の自由という考えに変わりはありませんが、
私は受け入れません、ということです。
「新選組血風録」としても認めません。

というわけで、この作品も渡版同様、私の新選組から抹消すること決定です。
おそらく、もう二度と観ません。
そして、この番組の公式掲示板には大絶賛の嵐が吹いていますので、
地上波放送、更には続編などが作られる可能性大の予感ですが、
もしも、続編や新作品が全く同じスタッフで制作されるとしたら
100%観ません
また悲しい思いをさせられるだけと、決まってますから。

感想と称して、いろいろと文句を書いてきましたが、それもこれでおしまい。
お付き合い下さいました皆様、本当にありがとうございました。
コメントや拍手での応援が、どんなに心強かったことか。力強い味方でした。
そう思っているのは私だけじゃないんだとわかって、とても嬉しかったです。
だから、最後まで番組を観ることもできたし、こうして記事も続けられたと思います。
感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、この番組に対して最後の最後にもう一言。
やっと終わったー。これで、もう毎週辛い思いをしなくて済むぞー。
ばんざーい。

おわり



ちょっぴり感想 『血風録』第十一話
第十一話は「菊一文字」

せっかくの「菊一文字」のお話でしたが、結局は、「沖田総司の恋」の時と同じパターンで、
私としては到底満足のいく内容ではなく、がっかり~でした。

あの時、惣三郎に負けて、死が怖くなった沖田さんが、最後に惣三郎を斬ることによって
気持ちを吹っ切ったのだと思ったのに、それは全くの思い違いだったということですね。
だって、懲りもせず、また死ぬのが怖いって言い出す沖田さんなんですから。

今回のお話は、簡単に言えば、
  また死ぬのが怖くなってしまった沖田さん、
  不逞の輩に襲われたけど体力もないし、逃げちゃった。
  でも、その所為で愛する人が殺されて、沖田さんは病んだ身体に鞭打って戦い、
  菊一文字で仇を討ちました。 おしまい。

というものでしたよね。

   死が怖い → だけど人を斬らざるを得なくる → 人を斬って立ち直る
 
ですからね、 

  司馬沖田にそういう設定はいらないんですってばっ!

沖田さんが戸沢達と斬り合わず、菊一文字を抜かずに逃げた理由は原作どおりでよかったのに
(最初は、原作どおりの意味だと解釈できていたのに)
後から全く違う意味合いにするものだから、余計に情けない沖田さんになってしまったし、
700年生き続けてきた菊一文字の意味も全くと言っていいほどわからない設定になっていて、
本当にせっかくの原作をなんだと思っているんだ!と、嫌な気持ちでいっぱいになりました。

それに、土方さんが、沖田さんを療養させる為に、言うこと聞かせるために、
こともあろうに真剣で挑むとは。またまた無謀もいいところ。
「死にますよ。」という沖田さんのセリフはよかったけれど、(思わず、ウンウンと頷いた私)
なんと、なんと!沖田さんは負けてしまう。きゃ~。
またですかー。いくら病んでいても負けないでしょ、沖田さんは。
剣一筋に命を賭けてきた沖田さんを負かして、余計に落ち込ませて、どういうつもり?土方さん。
そうかあ、それで療養しろと説得するのだからいいのか。
で、で、立ち合い後にしみじみ語り合う二人のセリフがこれ
                             
沖田 「美しい刀や美しい女性を見つめていると、自分が酷く汚らわしいもののように
    思えてくるんです。どうせ、どうせ、ボロボロになって死ぬのだと。
    私は死ぬのが怖い。怖いんです。」

土方 「死ぬのは誰だって怖い……だが、逃げてはならない。闘ってこい、病と。
    そして、勝って戻ってこい!」

ああ~、沖田さんが、自分が汚らわしいって、どうせボロボロになって死ぬんだ、
死ぬのが怖い、怖いって…
あのですね、これは「新選組血風録」なんですよ。
血風録の沖田さんが、そんなこと言うんですか?
言わないでしょ、絶対。
それに土方さん、逃げてはならないって、女でグズグズになるようなあなたに言われたくないって。

この場面、多分見せ場の一つなんでしょうが、ちっとも良くない!
ありえないもの。
こんな沖田さん、嫌だもの。
何ていうか、この作品の沖田さんもやっぱりブレブレですよね。
初めは、いい感じと思ったものの、今は最初のイメージと全く違う性格に思えてなりません。
沖田さんといい、土方さんといい、制作側はどんな性格設定にしているのか?
ホントにもう、嫌になる。

更には、お悠さんが原作の日野さんの代わりで殺されてしまうとは。
ここも、あまりに唐突で、えっ?という感じでした。
いえ、そうなる事は予想はつきましたけど、でも、
たとえば、沖田さんと二人で居るところを戸沢たちが見てしまったとか、少しでも伏線があれば
納得もいくけれど、いきなりお悠さんの前に出てきて、新選組と通じているのはわかっている、
密書でも持っているのではないかと襲い、逃げたら面倒だと殺してしまうだなんて。

更に細かく言えば、こんな物騒な世の中に若い女性が1人で出歩くなんてことも変でしょう。
しかも、新選組の隊長を世話しているんだから、余計に注意するべきなのに。
まるで説得力がない。
それに、なんでお悠さんは安らかそうな顔で死んでるわけ?
あんな幸せそうな顔してちゃ、絶対におかしいでしょう。まったくもって意味不明。
金平糖を握って、沖田さんを思い浮かべて幸せな気持ちで息を引き取ったということでしょうか?
まさかね、違いますよね?

とどめは、最後に戸沢達を見事に討ち取った後の沖田さん、菊一文字を土方さんに渡して、
医者の所へ帰りますって。えーっ。
私はてっきり、私はちゃんと戦えます。隊に戻りますよ。とか言うのだろうと思ったのに…。
そう言って欲しかったのに…(理由はわからないけど、その方が沖田さんらしいと思ったから)
全く違ってましたー。
このまま療養する沖田さん、お悠さんもいなくなり、菊一文字も手放して、何を支えに生きていくの?
はあ~、こんな設定、やっぱり納得いかない。

あと、ラストの雪
ハラハラを通り越して、あれではドカドカでしょう。
いくらなんでも降らせ過ぎ。品がなさ過ぎです。
お悠さんが好きだったから、ということで降らせたのでしょうが、
もう少し情緒的にできなかったものでしょうかねぇ?

あっ、そうだ、もう一つ。
お美代さんですが、まだ山崎さんと連絡を取り合ってるってことですか?
沖田さんとお悠さんのことを山崎さんに告げたのは、明らかにお美代さんですものね。
愛想をつかした男の為にまだ密かに協力しているってこと?
そんな自分の行動の所為で、親も家も失くしたというのに?
それも、土方さんには内緒のようだから、山崎さんと二人だけの密約ってこと?
またしても理解できません。
どうしても、そこまでできるほど魅力がある土方さんとは全く思えないから。
お美代さんの気持ちに同調できない。
それに山崎さんもやっぱり好きになれません。
この山崎さん、なぜかすごく嫌な奴に見えてしまう私です。

でもね、ただ一つ、良かった点が。
最後の沖田さんと戸沢との対決は、なかなか見ごたえがあってGood!だったかと。
戸沢鷲郎役の人。一目見て、うわぁ、市瀬さんだ、嬉しい~と思いました。
これは殺陣が、斬り合いが期待できるかもと。
そして、結果は期待通り、素敵な殺陣を披露して下さったので、嬉しかったです。

市瀬秀和さん、カッコいいですねえ。
今回は、戸沢なんてとーっても嫌な役でしたが、存在感はバッチリでした。
この方、確か以前に「水戸黄門」に準レギュラーのような感じで出演されていたかと。
その時にカッコいいなあって思ったんですよね。
そして、何かの折に、時代劇をずっとやっていきたいというようなことを仰っていたのを聞いた気も。
その後は、私はあまりお見かけしていなかったのですが、今回久々に拝見し、やっぱりいいわあと思った次第です。
検索してみるとブログを書いていらっしゃいました。
これから、時々訪問してみようかと思います。

ホントにこの作品は、ゲストさんが秀逸で、毎回その方々に助けられていると言えますね。
だからこそ、返す返すも脚本の残念さが悔やまれてなりません。

今回も、つっこんでばかりの感想となりました。(これが感想と言えるのかはわかりませんが。)
そして、案の定と言ってはなんですが、
原作どおりに、どうか改悪はせずにという願望は、やはり儚く散った「菊一文字」でありました。

さて、来週はとうとう(いよいよ)最終回。
副題は「最後の武士」で、またもやオリジナルだとか。
おそらく急ぎ足、詰め込みすぎになるだろうことは予測できますが、
どんな締めくくりを見せてくれますやら。
とにもかくにも最後、ここまで来た以上、しっかりと見届けさせてもらいます。



ちょっぴり感想 『血風録』第十話
第十話は「油小路の決闘」

 こんな土方さんを私に見せないで!         
        これ以上、土方さんを貶めないで!
そんな私の思いは、
 所詮、虚しい叫びにすぎなかった とわかりました。

新選組の鬼副長ともあろう者が、なぜにあんなにもグズグズと悩むのでしょうか?
お美代さんを利用しようと思った時にそんなリスクを背負う覚悟は決めたはずでは?
それを俺せいで、俺のせいでって、そんなに責任を感じて凹むようなら、
初めから素人娘を利用するな!と言いたい。
しかも、それにかまけて、隊の仕事はそっちのけとは。
ガイドブックを読んだ時から、嫌な予感はありましたが、
まさか、女の事で悩んで新選組の仕事をないがしろにする副長とはねぇ…。
それでは職務怠慢で降格、あるいは士道不覚悟で切腹ものでしょうに。違う?
それとも、副長はその限りではないんでしょうか?(そういえば、副長がルールでしたっけ?)

あれほど局中法度にこだわり、隊士達を容赦なく処断してきたくせに、自分はこのていたらく。
人には厳しく、自分には甘い副長ってことですか?
もう、本当に勘弁してもらいたい。

この人は、いったい何をしたいのか?
何の為に、どんな思いで新選組を作ってきたのか?
全然わからない。
気持ちがグラグラグラグラ揺れていて、信念というものがまるで見えてこない。
土方歳三の魅力は、己の信念を最後まで貫き通したところにあると思う私には、
土方さんをどうしてこういう人物設定にするのか、全く理解できません。

途中、あまりのグズグズさにいい加減にして!と叫びたくなりました。
でも、そんなヘタレ土方さんは、肝心のお美代さんからも愛想尽かしされ、
鴻池からも沖田さんからも近藤局長からもきつく諭されて、やっとこさ鬼を復活させるというわけです。
(私に言わせれば、初めから全く鬼にはなっていないと思える土方さんですが。)
ただ、沖田さんの「何を詫びてるんですか、詫びれば済むんですか?」は、良かったですねー。
土方さんにピシャッと言ってくれて、ありがとう!気持ちが良かったです。

けど、一番驚いたのは、桂小五郎から面と向かって説教(?)されたところ。
あのですね、前回もこんな場面ありましたが、
なぜ長州の桂が、二度も新選組副長と面と向かって会うわけ?
しかも今回は、女の事で説教をするために。
こんな設定自体、無理があるというもの。あきれたを通り越して、笑っちゃいました。

本当に悲しすぎる土方さんで、観ているのが辛くなりましたが、
それを除けば、今回は他の方々がとてもカッコよく思えました。
土方さん以外の隊士達がとても素敵でした。
藤堂さんも斉藤さんも原田さんも、土方さんよりよっぽど芯の通った男気のある
素敵な漢たちに見えました。
終わりに近づいてきて、やっとそれぞれの隊士役の人達が役にはまってきたように思えます。

それにしても、主役は主役。
ずっとグズグズだったのに最後に美味しいところだけはかっさらっていった土方さんです。
せっかく斉藤さんと藤堂さんが戦っているのに、横から「藤堂、俺と勝負だ」と割り込んできて、
藤堂さんを斬った後のセリフが、
「藤堂はここを死に場所に決めていた。そう藤堂の目が言っていた。」ですって、
なんともまあ都合のいいお言葉と思ってしまった私です。
なんだか言い訳じみていて嫌だったなあ。
やっぱり、どこかが違う土方さんなんですよね。
それはもう、この作品では変わることはないのでしょうね、きっと。

でも、いつも思っていたこととはいえ、今回改めて強く感じたのは、
とにかくこの作品において、お美代さんエピは、本当に邪魔。いらなかったということです。
この油小路の話もお美代さんエピに時間を割かなければ、もっと深い話になったはずとさえ
思います。ああ~、ホントになんで居るんでしょうか、お美代さん。

なんだか毎回、感想というより文句ばかりになってしまっていますが、
言いたいことを思いのまま書くと、どうしてもこんな感じになってしまうのですよね。
この番組も残すところあと2回となりましたが、この分では、最後まで私好みの土方さんには
会えそうもないので、今は残念な気持ちでいっぱいです。
放送前の期待感が懐かしいですね。
こんな土方像を見せられることになろうとは思ってもいなかった時が。はぁ~。

さて、次回はいよいよ「菊一文字」
沖田さんの活躍が見られることと思いますが、変な脚色、演出がないことをただ祈るのみです。


Copyright © 紫蝶の新選組つれづれ語り. all rights reserved.