おもに新選組について、他自分の好きな事、日々感じた事など気の赴くままに綴ります。

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新選組始末記 第2話
第2話 「狼たちの掟」

オープニングの映像はモノクロ、後ろに映る椿の紅だけが目立ち、
チリーン、チリーンと鈴の音が響いています。

時は文久3年4月13日、清河をまちぶせる佐々木只三郎ら数名。
「これはー、清河先生じゃありませんか?」清河の前、笠を取り頭を下げる佐々木さん。
「どなたかな?」笠の紐に手をかけた僅かな隙に、後ろから斬りつけられ、
間髪をいれず、佐々木さんに額を割られる清河八郎。

その血の色の鮮やかなこと。

バサッ、バサッと斬られる音と鈴の音だけの暗殺シーン。
静かです。

そして、山岡鉄太郎の屋敷の庭、ポロリと落ちる紅い椿ひとつ。
すべてを悟ったかのように立ち上がる山岡さん。

素敵な演出ですねー。魅せる演出、すばらしい!
一瞬、古い作品だから色が飛んじゃったのかな?
とか、TVの故障?なんて思ってしまいましたが、違ってたんですねー。

このように第2話は、清河暗殺から始まり、新選組の内部での
隊服、隊旗の作成、幹部決定から局中法度制定までが描かれます。

芹沢は、大坂鴻池からゆすり同様に御用金として出させた200両で
ダンダラ羽織と隊旗を調達。
この話では、芹沢の一存でダンダラ羽織を作ったようですが、
あさぎ色やダンダラの意味等の説明はありません。
ただ、隊旗の文字は、近藤さんの
「誠一文字だ、侍の腹の底に据えるものはの一文字しかない!」
と言う一言で決まり。
新選組の象徴ともいえるあの「誠」の旗ができあがります。

そして、幹部を決める会議。
入れ札が公平と主張する芹沢に対し、断固反対する土方さん。

  (土)「入れ札には反対する、そんな必要はありません。」

  (芹)「なぜだ、一番公平ではないか。入れ札は隊士全員の意思で局長を選ぶのだ。」

  (土)「入れ札などというものは、一見公平に見えて、実は公平でない。
      新選組のような隊では、下の者の意見など聞く必要はない。
      上からしっかりと押さえなければダメだ!
      幹部は我々の手で選ぶべきです。」

毅然たる態度の土方さんに流石の芹沢も何も言えず、結局は首を縦に。

うわぁ~、芹沢さんを前にキッパリと言い切る土方さん、な、なんてイイ男!
その精悍さに惚れ惚れしてしまいました~。(一行さん、素敵すぎ!) 
このシーン、昔はまだなんとなくしか観ていなかった時で、記憶にもなく、
よって、この土方さんにクラッとくることもなかった私。(もったいなかったなー)
でもね、でも今観たらあまりのいい男っぷりにぽぉ~
良かったです、本当にこの作品をもう一度観ることができて。
私の知らなかった土方さんに会うことができて、し・あ・わ・せ~。
これからも、もっと沢山素敵なシーンに出会えるかもしれないと思うとドキドキです。

入れ札は確かに公平ではないかもしれません。
平間重助などは、新入隊士に入れ札があったら芹沢さんをよろしく、と宣伝してましたし、
芹沢自身はそんな事は考えなくとも、(そんなに器は小さくないと思うので)
取り巻き連中は、どんな手段で隊士達を取り込んでいるかわかったものではないですから。

土方さんに押し切られた形の芹沢は、それならばとでも言うように
自分と新見、二人が局長だと主張。
対し、当然近藤さんも局長に推す土方さん。
そして、局長3人、副長2人、副長助勤8人という残留組全員の役職が決定します。
一触即発の状況を呈しながらも、近藤さんの局長の座と二人の副長の座を確保し、
芹沢、新見の退席後、ふぅーと静かに静かに息を吐き、膝にある両手の握り拳を
ゆっくりと解いた土方さん・・・。
その姿からは、安堵感よりも逆に土方さんの今までの緊張感が強く伝わってくるようでした。
(このアップがまた良いのでした~、素敵~

この作品は、こうした細かい演出が随所になされています。
一人ひとりのちょっとした目の動きや、ふとした仕草、台詞にも深い意味がある、
すべてが後の場面の伏線になっていて、全体に繋がっているといった感じの演出。
それもこの作品を深みのある、魅力的なドラマに仕上げている要因の一つかと思います。

さあ、そしてこの回でお梅さん登場。
でも、大河の鈴木京香さんや輪違屋での中嶋朋子さんのイメージを思い浮かべないで下さいね。
中村玉緒さん演じるこのお梅さんは、それはそれは楚々として控えめ、か弱い女性です。
私が初めて見たお梅さんは、この中村お梅で、そのイメージが強烈に頭にインプットされていたので、
大河の鈴木お梅を見た時は、そのあまりの違いに、頭の中が????になりました。
同じ役でこれほど違う女性像になるとは・・・ いやはや驚きでした。

世話になっていることに恩義を感じ、旦那の言うことは何でもするという従順さにつけこむように
新選組から羽織、袴の代金200両を貰うまでは決して家に戻るな、と命令する菱屋太兵衛。
(うー、嫌な奴だー、内田朝雄さんという方は、こういう憎らしい役はピッタリですねぇ。)
新選組は怖いと言っても聞く耳を持たない太兵衛、主人の命令には逆らえないお梅さん。
おどおどと芹沢の所へ出向くも、金が無い芹沢が払ってくれるわけはなく、
かえって、芹沢の毒牙にかかることに・・・。
結局は代金も貰えず、芹沢に「帰れ、帰らなければ斬る」と言われた時の憐れな姿は哀しいです。

挙句に、いつまでも代金が貰えないからと太兵衛に捨てられて、行き場を失うことに。
身寄りもなく、日陰の身としてひっそり暮らしてきた彼女には芹沢しかいなかったのでしょうか?
「うちをここに置いておくれやす、うちはもう、どこにも行くとこがあらしまへんのや。」
懇願するお梅さんに
「なに?」と意外な顔でお梅さんを見る芹沢。
そして、すべてを察したかのように「居たければいろ、居たければいろよ。」との優しいお言葉。
このシーン、芹沢って本当はそれほど悪い人ってわけではないのかも?
なーんて思ってしまいましたよー。

こうした芹沢とお梅さんのエピソード等を交えながら、ドラマは局中法度制定へと流れていきます。
というところで、すみません、続きは次回に。

ちなみに今日の放送は、第5話「隊士絶叫」。
いろんな意味で、切なく悲しいお話でしたー。
こちらについては、いずれまた。
(追いつくのが目標なんですが・・・まだちょっと無理かな~。



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新選組始末記 第1話 3
第1話 「壬生残留十三名」 3

清河は、試衛館の連中を丸め込む為、沖田さんに御所への上書提出を頼むも、
「近藤さんや皆に相談してから決める、
誰か一人の身に何か起こったら、皆で相談するのが試衛館のならわし」と
一歩も譲らない沖田さんに作戦はみごと失敗。
そういえば、新選組になっても試衛館の皆は集まって会議してましたね。
決して、局長ワンマン方式ではなかった。もちろん、副長ワンマンでもね。

この時、清河に「自分の考えもない男だ」と言われ、刀を抜こうとした時の沖田さんは
とてもイイです。(タイミングが絶妙~)
かなり腕が立ちそうな感じを与えてくれます。
第1話目で、沖田総司が剣の達人と知らない人もいますものね。(たぶん)
TV放送当時の私もそうでした。
こんな場面で「沖田さんって強そうだなあ」と思ったかもしれません。

さて、試衛館丸め込みに失敗した清河は、今度は近藤さんに直談判。
「将軍警護はやめろ、おおいに迷惑している」と強く出ますが、
「将軍家がもはや警護は無用と言うまで、警護はやめない。身命を賭して将軍を守り抜く」
とあくまでも強硬な態度の近藤さん。
もはや、説得は無理と悟った?清河は、
「残念だったな近藤、浪士隊は明後日、江戸に戻る、8人で京に残るのか?」
と嘲笑します。お前等にいったい何ができる?とでも言いたいように。
でもね、清河さん、あなたは見られないんですよね。
この残った8人が、歴史に名を残す活躍をするところを。
おそらく、夢にも思っていなかったことでしょう。
もう少し生きてもらって、新選組の活躍を聞いた時のあなたの気持ちを
聞きたかった気もします。(いじわるだ~)

この清河さん、自分の思うようにならない近藤さんがよほど面白くないのか、
帰り道を手下に襲わせます。
3人の敵に独り囲まれた近藤先生、大ピンチ!ですが・・・
ここはさすが天然理心流4代目宗家、その腕前をきっちり披露してくれます。
この斬りあいの場面の迫力、すごいです。
息をのむというか、真剣勝負の緊迫感が伝わってきます。
そのすごい気魄に敵は恐れをなし、逃げていきますが、
近藤さんの気魄、強さを十分に教えてくれる平さんの演技はさすが!
すごいものがあります、カッコイイですよー。

その刀を納めた直後、佐々木只三郎登場。
「近藤さん、お怪我は?」って佐々木さん、もしかして見ていたの?とツッコミ。
それなら、急いで駆けつけてきてくれても良さそうなものだけど、
ゆうゆうと歩いてのご登場。
ここで近藤さんは、佐々木さんから会津藩への紹介状を渡されます。
実はこの人、老中板倉勝静から清河暗殺の命を受けると共に
近藤さんを幕府のために働かせろと指示されています。
それにより、自分の実兄が重役をしている会津藩への紹介状を手配したと思われます。

八木邸にもどった近藤さんは、早速試衛館の皆に
「俺は京に残る、とことん幕府に尽くし貫いてみる」と
自分の思いを告げ、会津に身を委ねる相談をします。
「どうだ、誰か俺についてくる奴はいないのか?」
「近藤先生、我々は初めからそのつもりですよ。」と永倉さん。
「試衛館に入った時、俺は先生に命を預けた、地獄の底までお供します。」と原田さん。
「試衛館は、生きるも死ぬも一緒でしたね。」と沖田さん。
「よぉし、聞いたとおりです。皆あんたと一連托生です。」と土方さん。
そこで先生、「そうと決まったら、皆の命は俺が預かる。」
うわぁ、こんなセリフ、なかなか言えるものではありませんよねー。
さすが、大将の器です。
そして、試衛館の絆の強さがわかりますね。
この団結力が、新選組の強さの原点と思えます。

「我々8人の命を会津に預けたいと思う、今、京で頼りになるのは会津藩だけだ」
近藤さんの考えに
「近藤さんに命を預けた俺達だ、会津預かりも何もかも近藤さんに任せようじゃないか。」
との土方さんの言葉。
「よし」「任せる」「任せる」と皆。
これで京に残り会津に身を委ねる事、全員一致で決定です。
が、この場面、山南さんと藤堂さんの台詞がないところに何かを感じるのは私だけでしょうか?
源さんも黙ってるけど、源さんは根っからの試衛館の人間ですから良いんですけどね。
ちょっと深読みかな?

翌日の浪士集会で、試衛館一門は決定どおり京都残留を宣言。
その後、同じく残留を決めた芹沢一派と手を組み、会津藩へ陳情に行くことになります。

「そんな、馬鹿なっ!先生、先生はまたわからないことをする。」
「何がわからないことだ。」
「だってそうでしょう?あの芹沢達は、酔った勢いで京に残るんだ」
またまたご立腹の原田さんの言動に
「おいっ、原田!」と唇に人差し指を当て、シーっといった仕草の永倉さん。
いいなあ、この永倉さん。
でも、そんな永倉さんに目もくれず、
「手を組むなんてとんでもないっ、いったい何の為なんですっ!」
原田さんが怒るもの無理ないですが、数のため、8人より13人の方が会津藩を説得しやすいと、
芹沢達と組むことにしたのでした。
何の臆面もなく、近藤さんにさえ真っ直ぐに言いたいことをぶつけられる原田さん、
すごーくイイですねぇ、好きですよー。

会津藩の重役、田中土佐と佐々木さんの実兄、手代木直右衛門は、初めから近藤さんには好意的。
会津がこんなに好意的で、まして芹沢さんの悪い噂も知っているのなら、
なにも芹沢一派と組む必要はなかったのでは?なーんて思えた事はさておき、
陳情の甲斐あって、この13人はめでたく会津藩お預かりとなり、
その場で容保様より「新選組」の隊名を賜わることになります。
このお話では、芹沢さんの伝手で会津預かりになるのでなく、
また「新選組」という隊名も3月13日に授かったことになっているわけですね。

会津本陣からの帰り、みんなは嬉しさからか酔っ払って大はしゃぎ。
でも、その中で冷静さを失っていない近藤、土方、沖田の3名。
(あっ、確か3人とも下戸でしたっけ?正確には下戸ってわけでもなかったかも。
 けど、それで酔ってない?違う意味かとも思えますが。)
「これからどうする?これからが本番だぞ」とでも言いたげな表情で
近藤さんの顔を見つめる土方さん。
「わかっている」という感じで頷き、土方、沖田両名に目をやる近藤さん。
にこやかな表情で、二人の側に寄る沖田さん。
このスリーショットから、近藤さんの「さあ、これからやるぞ!」という
何か強い決意を胸に秘めたようなきりっとした表情のアップで終わるラスト。
とても印象的です。

そして流れる芥川さんのナレーション。(以下、抜粋)

  かくして、新選組は生まれた。

  時に文久3年3月13日。

  やがて、壬生狼、壬生の狼と恐れられ、

  京の都に血風を巻き起こした幕府警察力、浪士団の始めは、

  その数、わずか13名であった。


史実云々を言えば、ツッコミどころがいっぱいかもしれませんが、
そんなことは全く気になりませんねぇ。
(大河では気になってしかたなかったけど、なぜだったのかなあ?)
流れが早いにもかかわらず、見ごたえのある良いドラマですよ、やっぱりこの作品は。
思い入れが強いせいか、たった1話みただけでも、そう思えましたよー。

1話のことを書くのに思いのほか長くなってしまい・・・
つくづく文章力の無さを思い知る次第。
けれど、これからも気ままに続けていきます。

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